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執筆者の写真Otsuka Mari

決して消えない泡のように。

更新日:2021年5月16日

2020年、コロナで世界中のなにもかもが一夜にして激変しました。

いまこうしてブログを書いている間にも状況は刻々と変わっています。


昨年の春は

ペアダンスはこのまま滅びてしまうのではないか。

もう2度と人と人とが手を繋ぐことはできないのではないか。


もうお先真っ暗!! 焦りまくりの毎日でした。


不安と恐れの中、泣く泣くクラスのお休みを決めましたが

いままで熱心に通ってくれていたレッスン生と一緒に

少しでも前に進められたら、と思い

機械モノには不慣れな私がレッスン動画配信やZOOMでのレッスンにも

果敢にチャレンジしてみたりしました。


結果、2ヶ月で私のほうがギブアップ!


動画配信のほうは

プログラムを考える→スタジオを借りる→動画撮影する→いざやってみるとストレージがすぐに足りなくなって動画撮影ができない→撮影はできたが重くて配信できない→分割して送る→予期せぬ不具合が毎回鬼のように起こる→何日もかけて配信する→配信に抜けがあって迷惑をかける→すぐに次の回の準備がやってくる

というループにはまってしまい、レッスン以外の問題が多すぎて本当に本当に大変でした。


動画を受け取った生徒さんからは

「一部の動画が抜けている!と思って何度か連絡しようと思いましたが

動画の中に写っている時計が何時間も経っていて、一回の撮影にこんなに時間を費やしているんだと思ったら先生がかわいそうであまりしつこくは言えませんでした」と

全力で同情していただく羽目に。。。。(汗)


ZOOMでのレッスンのほうはというと

募集段階で

◉画面が小さいスマホで受けるのはそもそも無理

◉ネットに慣れていない人にはZOOMは敷居が高い

◉また対面レッスンが再開したら受けます

という意見が多かった中、それでもなんとか無理やりスタート!


実際やってみたら

◉ネット環境の違いで画像が途切れる

◉音楽がずれてステップのタイミングがつかめない

◉結果、レッスン内容以外の会話が多くなり、あっという間に終わる

などの問題に直面し「遠隔で対面レッスンと同等のものはできない。。。」

と自責の念に駆られて挫折。。。


その後はクラスを完全にお休みにしました。


挫折せずに頑張って続けていたら今頃はスムーズにできるようになっていたんでしょうか?

技術的にはましになっていたかもしれませんが

私が思い描いていた「対面レッスンと同等のもの」になっていたかどうかはわかりません。


わかったことはただひとつ。

「焦ってもいいことは何もない。。。」ということ。


冷静に。。。と思いつつ

思いがけない天災には人間どこまでも焦ります。


今思うとあの時は自分の力でなんとか状況を打破できると思っていたんでしょうね。。。

コロナはそう簡単なものではありませんでした。


悩みに悩んだ結果、自分ではどうにもならないことを考えるより空いた時間を有効に使おうと2020年はインプット作業に専念しよう。

来るべきアウトプットの日のために、自分が止まらなければそれでいい

そう決めました。


その後行政の動きに従ってクラスを開けたり閉めたりしながら現在に至ります。

その間、家庭や仕事の事情等でクラスを離れた人もいますし

この状況の中、新しくクラスに入ってきた人もいます。


サルサを続けていてね、またどこかで会いましょう、と思います。


先月は細く長く1年かけてクローズクラスで練習を重ねてきたメンバーも

無事パフォーマンス撮影とお披露目を行うことができました。


コロナに振り回されながらも、みんな頑張った!


福岡にもまた緊急事態宣言が出てしまったけれど

これからもクラスを開けたり閉めたりしながら

それでも前を向いて行くんだろうと思います。


波に漂う泡のように

ゆらりゆらりと


でも決して消えないように。


頑張ります。





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